愛知用水・豊川用水等は中京経済圏の産業の発展と地域住民の生活の基盤となる水を安定して供給しており、将来にわたってその役割を果たすことが求められています。
こうした大規模な水路施設では、大きな地震が発生した場合には、いったん通水を停止し、施設の安全を確認したのちに再開する必要があります。しかし、これらの水路施設は延長がとても長く、施設管理者のみでは点検に時間がかかることが課題となります。このため、水路近くにお住いでご協力頂ける地域の方々を当協会が『地震防災モニター』として委嘱し、地震発生時の初動活動を支援する仕組みを構築しています。
地震防災モニターの皆様には、震度4以上の地震が発生した場合は地震防災モニタリング(水路施設の目視点検)を行って頂き、施設管理者に被災状況を通報して頂くこととしています。
こうした仕組みにより、施設管理者の初動対応が早まり、通水阻害の軽減、用水路沿線住民の生命・財産の保全及び近接している鉄道・道路等の公共施設の被害防止に役立つものと考えています。
地震防災モニターの役割
地震防災モニターの役割
モニタリングの内容
- [全 体]
-
- ①第三者への被害が発生していないか。
- ②通水の支障が発生していないか。
- [開水路]
- 法面の崩壊の有無。特に水路内への崩落の有無
- [トンネル・サイホン]
- 出入口付近ののり面崩壊の有無
- [水位調節ゲート等]
- 故障、損傷、破壊の有無
モニター募集
ご自身のお住まい又は田畑付近に「愛知用水幹線水路」、「豊川用水幹線水路」、「矢作川利水施設」があり、「散歩範囲ですよ」と言う方、大歓迎です。ご関心のある方ご連絡ください。
【募集要項】
- 震度4以上の地震発生直後に、愛知用水、豊川用水、矢作川用水など施設の被災状況などを
把握するための巡視をボランティア活動として行って頂ける方。 - 70歳位までの方。
- 謝礼あり。
(ただし、ボランティア活動の報酬としてお支払いするものではありません。)
【活動内容】
- ①出動・巡視
テレビ・ラジオ等にて、担当区間の市町又は居住地が震度4以上の地震と確認できた場合で、家族の無事や家屋等に問題がない場合に限り出動する。(夜間の場合は翌朝) - ②通報
担当区間の施設管理者に被害状況を通報する。
【問い合わせ】
公益財団法人 愛知・豊川用水振興協会
〒460-0001
名古屋市中区三の丸二丁目6番1号(愛知県三の丸庁舎8階)
TEL 052‐961‐8985 FAX 052‐961‐9255
メール
地震防災モニター担当者まで