水にまつわる昔話

水にまつわる昔話

そこぬけびしゃく
南知多町

むかし、むかし、んだかめのが、のうちになくなることがよくありました。漁師たちのでは、れた亡者飲みたとまりました。
には、さな井戸しかなく、いつもししかがないので、みんな大変苦労していました。
飯炊きの仕事をしている長吉は、井戸んだみます。井戸何度往復するのは、少年長吉には大変仕事でした。
苦労してんだ亡者まれてはたまらない」長吉は、ずのをしますが、にはついついうとうとしてしまいます。
そんなは、っていたように亡者たちがからあがってきて、ひしゃくをい、かめのをどんどんんでいきます。
んできたがなくなってしまうとけないので、長吉はひどくられます。
ってしまっても、亡者めないように出来ないものかな)
長吉は、そんなことばかりえていました。
そんなある長吉居眠りをめると、からあがってきた亡者たちがいつものようにひしゃくでもうとしました。ところが、いくらんでもめません。
「どうしたことだ。」「ちっともめん。」がめの亡者たちはるばかり。長吉昼間のうちに、ひしゃくのをぬいておいたのでした。
亡者たちはあきらめてっていきました。それからは、がめのそばにけたひしゃくをくようになったということです。

各地漁村わる亡者ですが、そのくは、亡者がひしゃくでんでめるというものです。かめの亡者みにくるというになっているところが、水不足深刻だったこの地方事情物語っています。

おしまい

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