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世銀の日本への融資 |
世銀の日本への融資(借入総額(1953~1966) 8億6,300万ドル(31件)、20件目以降省略),
1 1953/10/15 関西電力 多奈川火力二基(75,000KW)
2 1953/10/15 九州電力 刈田火力一基(75,000KW)
3 1953/10/15 中部電力 四日市火力一基(66,000KW)
4 1955/10/25 八幡製鉄 厚板圧延設備
5 1956/02/21 日本鋼管 継ぎ目なし中継管製造整備
トヨタ自動車 挙母工場 トラック・バス用工作機械
石川島重工 東京工場 船舶用タービン製造設備
三菱造船 長崎造船所 ディーゼルエンジン製造設備
6 1956/12/19 川崎製鉄 千葉工場 ホット及びコールドストリップミル
7 1956/12/19 農地開発機械公団 上北根川地区開墾、篠津泥炭地区開墾、乳牛輸入分など
8 1957/08/09 愛知用水公団 愛知用水事業分
9 1958/01/29 川崎製鉄(二次) 千葉工場1,000トン高炉及びコークス炉
10 1958/06/13 関西電力(二次) 黒部第四水力発電(86,000KW三基)
11 1958/06/27 北陸電力 有峰水力発電(261,000KW)
12 1958/07/11 住友金属 和歌山工場1,000トン高炉、製鋼分塊設備
13 1958/08/18 神戸製鋼 灘浜工場800トン高炉、脇浜工場製鋼
14 1958/09/10 中部電力(二次) 畑薙第一、第二水力発電(各85,000KW)
15 1958/09/10 日本鋼管(二次) 水江工場60トン転炉
16 1959/02/17 電源開発 御母衣水力発電(215,000KW)
17 1959/11/12 富士製鉄 広畑工場1,500トン高炉一基転炉分塊
18 1959/11/12 八幡製鉄(二次) 戸畑工場1,500トン高炉二基
19 1960/03/17 日本道路公団 尼崎―栗東間高速道路
Aichi Water Project(世銀HP)
The Aichi Project for Japan consists of: 1)Irrigation component, 2) Drinking water supply component, 3) Industrial water supply component, and 4) Hydroelectric power component.
Currently, Japan produces only 80 percent of its food requirements. To feed 90 million people the country now imports annually about 5.5 million tons of food. By 1965, with an estimated population increase of 100 million, the annual food deficit will be much greater unless production can be increased.
The need for drinking water, industrial water, and hydroelectric power will require the construction of irrigation dams and canals. Farmers will benefit from this project because currently they are unable to obtain satisfactory crops because of chronic water shortages during the crop-growing season. Numerous small towns and villages will also benefit from this project because they do not have any adequate supply of fresh water. The growth of the Aichi industrial area will require additional water, and the entire region needs more electric power.
The Aichi project will help satisfy an urgent need for food, water and electric power, these three elements will contribute to Japanese upland irrigation techniques.
借款調印に際して濱口総裁の世銀総裁への挨拶
私は、私共の事業全体が全く独特のものであり、かつまた我が国においては、いまだかつて単一公団によって計画実施されたことのない、この多目的事業の重要性を特に皆様に印象づけたと思うのでございます。これは一つの偉大なテストケースでございまして、その結果は、我が国で行う大規模な土地開発計画に極めて大なる影響を及ぼすことになるのでございます。
世銀からの借款額は、総工費の僅か10分の1にも満たないのは事実でございます。それにもかかわらず私は、この借款が極めて重要な意義のあるものであることを保証いたします。なんとなれば、これは我が方の事業のために重要かつ極めて望ましい推進力の役割を果たすことになるからに外なりません。まもなく本体着工と同時に、自然に対する熾烈な挑戦が木曽川上流の美しい山野の静寂にこだますることでございましょう。それが私共にとっては真に麗しいシンフォニーにほかなりません。そして幕が下りたときこそ多くの貧農や水不足に悩む地区住民の長い夢がついに実現されることになるのでございます。
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